そのシンプル思考は間違っていませんか?

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ビジネスはシンプルに!のシンプル思考って何でしょうか。

商品ラインナップを絞って成功したアップルの例がよく引き合いに出されるように、ビジネスではこのシンプル思考がとても大切です。

でもこのシンプル思考には間違えやすいポイントがいくつかあるんですよ。

我々のように小さな会社のマーケティング戦略を立てるためには、このシンプル思考についてしっかり理解しておく必要がありますので、ここで解説しておきますね。

シンプル思考に関する二つの目線

自社の商品、サービスについて、シンプルなマーケティング戦略を組み立てるのに必要な二つの目線について解説しますね。

お客さま目線:できるだけシンプルに見せる

自社の商品から得られる情報が多すぎると、お客さまは考えるのを諦めてしまいます。

自分に必要な機能、メリット、お買い得感などの情報はできるだけシンプルにお客さまに伝わるようにしましょう。

細かい部分の全てにわたってお客さまに理解を求めるのは、企業側の傲慢ですよ。

ということで、お客さまにはシンプルに見せるのが基本となります。

企業目線:シンプルを支える緻密なプランを練りましょう

お客さんがシンプルに商品を選ぶために何が必要なのか、我々はしっかりとマーケティングプランを練りましょう。

一口にお客さまと言っても、さまざまな人がいますよね。

その一人一人に最適な提案をしてシンプルに選んでいただくためには、事前にしっかりリサーチをすることが必要です。

お客さまに合わせたDMを送ったり、送る頻度を考えたり。

考える事はかなり複雑で努力が必要ですが、これだけの努力をするから、お客さまごとに最適でシンプルな提案ができるんです。

シンプルとイージーは違う

同じ簡単という言葉ですが、意味合いは大きく違います。

シンプルである事を達成することはイージーではありません。

しっかりとマーケティングプランを練る努力を惜しまず、お客さまにとってシンプルなビジネスを築き上げていきましょう。

執筆者プロフィール

塩野 稔昭

島根県出雲市で創業50年の老舗建築板金屋の2代目として平成18年に代表取締役に就任。13期連続の黒字経営を続ける中、平成29年に日本商工会議所青年部連合会の執行部として日本中を飛び回る。社長が居なくても回り続ける会社経営に何が必要なのかを悩み続ける中で磨いてきたノウハウを元に、小さな会社の経営者を、会社組織のマネジメントやマーケティング戦略の作成でサポートするべくエスプロポジション株式会社を立ち上げる。

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