ここまで米国株や不動産投資、投資信託について話してきましたが、我々に一番身近な日本企業の株はどうなの?という質問をもらいましたので、今回は日本株の話をしますね。
ではまずメリットから
1、 米国株より手数料が安い
1取引当たりの手数料が安いので、株の売り買いを繰り返すデイトレードでは有利です。(が!もちろん初心者にはデイトレードやFXはお勧めしません。)
2、 企業によっては株主優待がある
よく雑誌にも取り上げられる株主優待です。(個人的には株主優待のために銘柄を選ぶより、しっかり配当を支払ってもらえる株を優先するのをお勧めします。)
デメリットは、
1、100株単位でしか買えない
安定していてリスクの少ない日本企業の株を買おうと思うと、数十万~数百万円の元手が必要です。
3、 日本市場の成長率が低いため銘柄選びが難しい
米国市場に比べると日本経済はあまり成長していません。
成長してない市場での資産運用は難しいです。
なぜなら経済が成長していれば、大企業に投資するだけで基本的に儲かりますが、成長していない市場から成長する会社の銘柄だけを選ぶのは難しいからです。
3、配当文化が根付いていない
米国企業のトップは雇われ社長が多く、自らの能力を株主への配当という数字で判断されるのですが、日本企業は同族経営者が多く株主への利益還元より内部留保を重視する傾向があります。
日本株のメリットとデメリットを書いてみましたが、同じお金を投資するのに無理をして難易度の高い日本企業の株に投資する必要はあまりないです。
もちろん株式投資には、投資先の企業を応援するという意味がありますので、日本企業を応援したい気持ちもわかります。
特定の企業を応援するために日本株を購入するのは構いませんが、単純に資産を増やすなら米国株投資のほうが簡単ですね。