米国株投資をおすすめする3つの理由 その2
前回の話に引き続き、私が米国株投資をお勧めする理由の2つ目は「配当がある」です。
私が米国株を選ぶ基準の一つに「配当を継続して出している企業」というのがあります。
配当というのは買った株に対して、年間何%かの配当金をもらえる銀行預金でいう利息みたいなものです。
僕が持っている米国株の配当は平均で3.3%です。
つまり100万円の米国株をもっていれば、毎年3万円3千円の配当がもらえます。
では前回と同様に、毎月5万円を貯金した場合と米国株で30年間積み立てた場合を比べてみましょう。
貯金1800万円でも利息はほとんどなく、価値は下がる一方です。
米国株で3.3%の配当だと59.4万円も配当がもらえます。
これが20年間続くと配当だけで1188万円。
違いは歴然なうえに、今後も米国経済が今まで通り成長すれば、30年後には7000万円ちかくまで増える計算です。
すると配当は毎年231万円。
年金のほかに230万円の配当があり、7000万円の資産があれば将来の不安は無くなりますよね。
ここまで聞いて不思議なのは、なぜアメリカの企業は配当を株主に支払うのか? ですよね。
ここには日本の企業とアメリカの企業の大きな違いが絡んできます。
日本の企業の多くは経営者が同族で占められていますが、アメリカの企業の経営者は雇われ社長であるという点です。
外部から経営者を招くことが多いアメリカの企業では、経営者の手腕を株主への配当金で推し量る文化があります。
アメリカ企業の経営者は、出資してもらった株主に自分の優秀さを示すために配当金を継続して払う必要に迫られるということです。
もちろん優秀な経営者に率いられて、しっかり利益を出せる企業の株を買う必要はありますが、私が米国株をお勧めする理由の2つ目は、「配当」を継続的に支払ってもらえるからです。

 

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