お客さんが財布を開くときに見ているもの

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先日からお店のレジ袋が有料になりました。

 

このコロナ騒ぎの最中に清潔なレジ袋から

ウイルスが付着しやすい

個人のマイバック利用を促進したり

レジ袋の導入で増える

小銭のやり取りのコストについて

どう考えているのか

なんだか釈然としませんね。

 

ここでレジ袋有料化の是非については

触れませんが

マイバック導入にかかわる

お客さんの心理について考えてみましょう。

 

そもそもレジ袋は1枚が3円くらいです。

 

マイバックを2,000円で買ったとしたら

お金の元を取るためには

666回買い物に使う必要があります。

 

マイバックを使うより毎回レジ袋を買ったほうが

コストパフォーマンスが高そうですね。

 

おそらくほとんどのお客さんが

その点には気づいているのに

マイバックを使うという流れになるのは

コストパフォーマンス以外の

理由があるということです。

 

マイバックを使うことで

エコな気がする、環境に優しそう

お洒落なマイバックで自慢したい

といった理由でしょうか。

 

レジ袋の例でも分かるように

商品を高い金額で買ってもらうためには

お客さんがその商品を買う理由を

たくさん用意すれば良いということです。

 

では、お客さんの心に響き

気持ち良く高い金額を払ってもらえて

さらに自社のメリットになる

購買理由にはどんなものがあるでしょうか?

 

例えば3,000円のお米(A)と

3,300円の価格のうち300円は

恵まれない子どもに寄付する

お米(B)があるとします。

 

せっかくお米を買うなら

300円余分に払っても

(B)のお米を買いたくなりますよね。

 

お店としては売上から寄付もできて

イメージアップにつながります。

 

つまりお客さんが商品を買う理由が多くて

自分が払ったお金の使い道が素敵なお店で

商品を買いたくなるということです。

 

あなたのビジネスなら

商品を買ってもらうことで

お客さんにどんな素敵な未来を語ることができますか?

 

 

執筆者プロフィール

塩野 稔昭

島根県出雲市で創業50年の老舗建築板金屋の2代目として平成18年に代表取締役に就任。13期連続の黒字経営を続ける中、平成29年に日本商工会議所青年部連合会の執行部として日本中を飛び回る。社長が居なくても回り続ける会社経営に何が必要なのかを悩み続ける中で磨いてきたノウハウを元に、小さな会社の経営者を、会社組織のマネジメントやマーケティング戦略の作成でサポートするべくエスプロポジション株式会社を立ち上げる。

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