
今週末はホリエモンの
「あり金は全部使え」を読んでみました。
相変わらず極端な論調でしたが
お金を無駄に使うわけではないが
貯金にとらわれ、
非効率で密度の低い人生を過ごすのは
あまりにもったいないので
お金はどんどん使って
沢山の経験を積むべきだと言っています。
江戸っ子の粋を表す「宵越しの銭は持たぬ」
そんな内容の本でした。
そんな粋な言葉が大好きな江戸っ子ですが
なぜ宵越しの銭を持たなかったのかというと、
「江戸では火事が多かったから」
という説があります。
木造家屋は延焼しやすく、
毎年のように大火事に見舞われていた江戸の人々は、
お金を持っていても、
あまり意味がなかったそうです。
それでも当時のお金持ちである「江戸の商人」は、
そんな大火事でも「顧客台帳」だけは
手で抱えて逃げたといいます。
ビジネスにおいて
お金を生み出す「顧客台帳」こそが
一番の資産だからです。
在庫が燃えても、
設備が燃えても、
現金が燃えても、
顧客がいれば
ビジネスをもう一度立て直せる。
「現金よりも大事なものは
お金を生み出す資産」である
ということを理解していたということです。
ホリエモンは、
「すべての経験は、貯金ばかりしていたら
得られなかった、僕の大切な財産だ。」
と言っています。
つまり彼がお金を使って得た経験を
ビジネスに活かしてさらにお金を稼ぐ
手段と能力を持ち合わせているからだと
捉えることができます。
江戸の商人にとっては
顧客台帳。
ホリエモンにとっては
自身の経験。
あなたにとっての
「現金よりも大事なお金を生み出す資産」は
いったい何でしょうか?
執筆者プロフィール
塩野 稔昭
島根県出雲市で創業50年の老舗建築板金屋の2代目として平成18年に代表取締役に就任。13期連続の黒字経営を続ける中、平成29年に日本商工会議所青年部連合会の執行部として日本中を飛び回る。社長が居なくても回り続ける会社経営に何が必要なのかを悩み続ける中で磨いてきたノウハウを元に、小さな会社の経営者を、会社組織のマネジメントやマーケティング戦略の作成でサポートするべくエスプロポジション株式会社を立ち上げる。
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