ミーティングの効果を高める3つのポイント

おそらくどこの事業所でも、朝のミーティングは行われていると思います。

会社に出社した職人さんの体調を確認したり、工事の事前打ち合わせをするなど重要な役割があるミーティングですが、とかく朝は忙しないので疎かになりがちですよね。

今回は朝の貴重な時間の中で行うミーティングを活用して、当日の作業を円滑に行い、職人さんのスキルアップを図るために必要な3つのポイントを、建築板金屋さんの目線でご紹介したいと思います。

仕事を始める前には全員揃ってミーティングを行いましょう。

もちろん、現場の工程や段取りによっては全員揃うのが難しい日があると思いますが、職人さんとの貴重なコミュニケーションの場ですので、ぜひ全員揃ってミーティングを行うように仕事の時間を調整しましょう。

会社の規模にもよりますが、10名程度までの会社なら20~30分程度あれば十分だと思います。

ミーティングも職人さんにとっては拘束時間になりますので、就労時間の中で確保してくださいね。

では、具体的なミーティング内容のポイントを順番に説明していきます。

ポイント1
前日の作業内容を確認する。

それぞれの現場を担当する職長から、現場ごとに作業の進捗状況を確認しましょう。

もちろん進捗については、前日の仕事終了時に日報を書きながら確認しておいて、当日の現場の割り振りをしておかなければなりませんので、ここではスタッフ全員で進捗状況を共有するのを目的にします。

現場で使う材料の不足があれば報告してもらい、朝のうちに発注の準備をします。

現場作業を行うなかでの確認事項があれば、情報を共有して工事台帳に書き込みましょう。

工事完了の現場であれば、台帳のチェックボックスが全て埋まっていることを確認して、提出してもらいます。

ポイント2
当日の作業内容を確認して、段取りを説明します。

現場ごとにクリアファイルを用意して、工事台帳、現場地図、工事写真、図面、カタログなどの資料、打ち合わせた寸法書きなどをひとまとめにしておきます。

朝のミーティングで職長にクリアファイルを渡しましょう。

職長は現場での打ち合わせ事項を台帳に書き込み、作業内容のポイントをチェックするため現場にクリアファイルごと持ち出してもらいます。

もちろん、現場代理人の連絡先など個人情報なども書いてありますので、目隠しのバインダーに綴じてくださいね。

ポイント3
ミーティングを利用して、職人さんのスキルアップをはかりましょう。

現場を進めていくと、納め方が難しかったり、お客さんからのクレームを受けることがありますよね。

そうしたポイントについて、スタッフ全員で共有しましょう。

写真やホワイトボードを使って説明したり、職人さん同士で意見交換を行えば、会社全体で情報が共有できますよね。

せっかく全員が揃う貴重な時間ですので、有意義に使って職人さんのスキルアップをはかりましょう。

朝のミーティングはマネジメントの要です。

ここまで、ミーティングを使って仕事を効率的に進めるためのポイントを紹介してきましたが、貴重な朝の時間にミーティングを行う一番の目的はスタッフのマネジメント管理です。

スタッフの数が15人くらいまでの会社なら、マネジメントの仕組みを作るより、毎日一人一人に声をかける方がよほど効果が高いですよ。

今回ご紹介したポイントを踏まえて、会社のミーティングを有意義に活用しましょう。

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